歴史と文化が交差する魅力的な都市
ベトナム中部、フエとホイアンへの旅②からの続く

▶︎3日目
短い滞在であったが、今日の午後にはリムジンバスでホイアンへ向かうことになる。このリムジンバスは12Goというサイトから事前に日本で予約しておいた。ホイアンで泊まる予定のホテルは旧市街近くにあり、最初はホテルまで直接向かえる交通手段を探したが、それだとGrab手配以外には選択肢はなく、費用的にも難しかった。結果的に12Goで割と近くのゲストハウスまで向かうリムジンバスを見つけ、そちらを手配した。Googleマップで調べるとホテルまでは歩いて5分程度だ。それくらいなら、スーツケース込みで歩いて向かうのも、問題なさそうな気がした。
ホテルのチェックアウトは12:00になっていたので、Googleマップでホテルから徒歩5分ほどの場所にコープマートがあるのを見つけ、そちらで同僚向けのお土産を買いに行ったり、ホテルの中を散策して過ごした。
ホテルは、11:00にチェックアウトした。ホイアンへ向かうリムジンバスの出発場所は、繁華街にある地元のツアー会社だった。そちらまではGoogleマップによると徒歩15分となっていた。スーツケースを引きながらでは、少し大変そうに思え、この時初めてGrabを利用した。車はすぐに手配でき、5分ほどでツアー会社の前に到着した。
Webサイトによれば、リムジンバスのフエ発の時刻は12:30でホイアンまで約3時間との記載があった。出発の時刻前にランチをとりたかったので、ツアー会社にいた女性スタッフに先にスーツケースを預かって欲しい旨を伝えると、快く引き受けてくれた。
フエに滞在した二晩で、フエの名物料理をある程度は食べていたが、唯一「ブン・ボー・フエ」だけは食べられておらず、なんとかブン・ボー・フエを食べられそうなお店がないか、近くを散策していたら、とあるレストランの前にいる男性から「ランチやっているよ」風に声をかけられたため、「ブン・ボー・フエが食べたいのだけれど、ありますか?」と聞くと、「ある」という。リムジンバスの出発時刻のこともあるし、そうそう歩き回って探すことも難しく思えたので、そちらのレストランで食べることにした。ランチタイムの時間より少し早めであったため、お店には他にお客はおらず、念願の「ブン・ボー・フエ」と飲み物にコカ・コーラを頼んだ。
「ブン・ボー・フエ」は米麺に牛から作ったスープと肉をのせて食べるフエの名物料理だ。ベトナム語でブンが麺のことで、ボーが牛肉のことを指している。米麺といえば、ベトナムではフォーが有名だけど、味付けにレモングラスと赤唐辛子を炒めて作った調味料とヌクマムを使っているとかで、フォーとはまたひと味違う美味しさがあるように思う。これで、食べたかったフエの名物料理を全部食べられたことでより満腹感が増した。
出発の10分ほど前にツアー会社に戻った。中には、先ほど対応してくれた女性とは別の男性スタッフがいたので、12:30発のリムジンバスを予約していることを告げると、リムジンバスは大きな通りから出発するといい、そこまで案内してくれた。サイトにはリムジンバスと表記してあったものの、実際には10シートほどのいわゆるミニバンであった。すでにかなり席が埋まっていた。
私が予約したリムジンバスは、ツアー会社が始発だと思っていたが、どうも違ったようで、すでに何か所でお客をピックアップしており、私が最後のお客だったようだ。無料サービスのミネラルウォーターのペットボトルを受け取り、空いていた席に座った。
フエからホイアンへ向かう、あるいはその逆の場合でも、アクセスは車を利用する方法と列車を利用する方法がある。特にベトナム統一鉄道のダナン駅とフエ駅間は、ハイヴァン峠の絶景を見られることもあって、旅行者にも人気の手段だ。列車でのハイヴァン峠は見応えがありそうで、私もこの方法を使うことを模索したが、列車は本数が少なく、また駅とホテルへの移動はGrab利用となり、スーツケースを持っての旅だということを考えると、その手間や時間、そして費用の面でも難しかった。リムジンバスも、もちろんハイヴァン峠を越える。しかしこちらは列車のように海沿いを走るわけでなく、新しく開通したトンネルを使うルートだ。旅の情緒がないと言われればそれまでだが、今回の旅は情緒より効率性を優先せざるを得なかった。列車でのハイヴァン峠越えは、次の機会まで取っておくことにしよう。
リムジンバスは、ベトナムの一号線を南下して走った。ふと以前読んだ沢木耕太郎の『一号線を北上せよ』を想い出す。一号線は大半が綺麗に整備され、交通量も多くなく快適だった。リムジンバスのお客は、全員がホイアンに向かうのかと思っていたが、途中のダナンで一人、また別の場所でまた一人と、次々に他の客が降りていった。そして、ホイアンの市街地近くになった時、リムジンバスに乗っているのは私一人になっていた。
結局、予想していた3時間より少しオーバーしたが、リムジンバスは最終目的のゲストハウスに到着し、早速スマホでGoogleマップを立ち上げ、目的のホテルまでのルートを検索した。幸い、目的地までは一本道で、実際には5分とかからずに到着した。
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