▶︎1日目
長野新幹線に乗るのは、実は始めてのことだ。長野に行くのは、以前の職場で松本城と黒部ダムに行って以来。その時はバスを利用した。
天気予報を見ると、到着日の長野県の天気は良くなかった。雨が少しばかり心配だが、晴れ男である自分の運を信じて、傘を持たずに出かける。
まもなく学校は夏休みを迎えるという季節ではあるが、平日なので朝の上野駅はそれほどの混雑はない。
上野駅の構内のコンビニでペットボトルのお茶だけを購入して、新幹線の到着を待つ。
乗るのは金沢行きの「かがやき」。上野を出ると途中に大宮に止まるだけで、長野へは1時間少しで着く。
正直に言ってしまうと、善光寺は名前さえ知ってはいるものの、自分が行くことになるとは、考えたこともなかった。
善光寺について、いろいろと情報収集していくうちに、「戒壇巡り」に興味が湧いた。ぜひ、試してみようという思いに至った。
長野駅に着いた時点でも、天気は良くなく今にも雨が降りそうだった。長野駅から善光寺まではバスや電車で向かう方法があるが、歩いても20分ほどらしい。天気は気になったが門前町を楽しむ意味でも歩いていくことにした。
長野駅の善光寺口側は、バスターミナルやタクシー乗り場があり、駅前にはいくつかのホテルがあり、つまり表玄関のようだ。
進行方向をそのまま直進すると「善光寺参道」と書かれた標識の交差点に辿り着く。その通りは中央通りといい、ここが善光寺表参道となっている。Googleマップによれば、旧北国街道にあたるらしい。
通りは歩道も広く、歩きやすくなっている。しばらくすると石畳の通りになり、いよいよ参道らしさが漂う。さらに歩みを進めると「善光寺」と書かれた標識のある交差点があり、その先にある仁王門までの通りには、いくつかの宿坊が軒を並べている。
仁王門は善光寺の入り口と言える場所で、門をくぐるとそこは仲見世通りである。その先には山門があり、そして山門越しに善光寺の本殿が見える。大門を前に、多くの観光客がカメラを構えている。
山門をくぐり、ひとまず本殿へお参りすることにしよう。本殿前にある大香炉で線香の煙を浴び、それで体を清めその後お参りする。せっかくなので、本堂内陣と内陣お戒壇巡り、山門などがセットになっている参拝セット券というものを購入した。
まずは山門に登り、ここまで歩いてきた通りを眺めてみる。仁王門を境にその向こうには近代的な建物が見え、手前に見える寺が別世界のようにも見える。
本堂に向かいお戒壇巡りの入り口へと向かう。階段を降りるとしばらくは足元に灯が灯されているが、そのうち内部は本当に真っ暗で、「触れるとご本尊と結縁ができて極楽へ行ける」と伝えられている『極楽の鍵前』にも無事触れることもでき、少しばかりの充足感を持って出口をくぐった。
この頃には雨の心配もなくなり、時よりカメラで写真を撮りながら周りを散策した。
何枚かの写真を撮って満足し、来た時と同じように、やはり歩いて長野駅へ向かうことにする。予約している松本行きの特急しなのの発車時刻まではまだ十分あり、参道にある蕎麦屋に入り昼食に蕎麦をいただいた。天気の心配があったものの、美味しい蕎麦の味とともにここまでは予定通りに進めたことに満足感を得ていた。
午後から、特急しなのに乗って松本へ向かう。旅のプランを考えている過程で、絶景が有名な「姥捨駅」で途中下車することも考えたが、今回はそのまま松本へ向かうことにした。
松本駅に午後3時過ぎについた。そのまま歩いてホテルへ向かうことにする。今夜の宿は「松本ホテル花月」。“民藝精神が息づくホテル”という謳い文句に惹かれたことと、松本城に近いことでこちらを予約した。
ホテルまでのルートは、ホームページに紹介されていた「昭和感じるルート」を歩いて向かう。途中、気に入った風景をカメラに収めながら、ゆっくりと向かう。急ぐ理由はない。
ホテルにチェックイン後、カメラバッグだけを持って松本城へ向かう。堀の外側からカメラを構え、天守閣の写真を何カットか撮影しつつ、あたりを散策する。城の内部には、明日入るつもりなので、この日はカメラに収めるだけだ。あたりが薄暗くなってきたため、夕食前に人やすいするため、ホテルへ戻ることとする。夕食は、ホテル近くにあった居酒屋で馬肉と山賊焼という地元の料理を味わい、一緒にビールをジョッキで2杯飲んだ。
もう雨の心配もなく、明日は良い天気で街歩きには良さそうだ。次の日の予定を確認しながら、ビールでほんのり酔った気分で眠りについた。
『善光寺と松本城 長野県の2大名所を巡る新幹線と特急の旅②』へ続く。





今日は、善光寺と松本城への旅1日目でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
では、次回の記事をお楽しみに!
みなさまの旅が少しでも素敵でありますように!
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